PASS理論(神経心理学的な知能の定義)

まえがき

「NaglieriとDas(1997)によれば、PASS理論は、Luriaの脳の機能モデルを反映しており、知能を認知処理過程として再定義するための見方を提供している。」

リスト

  • Planning processes(計画):意思決定や問題解決、その実行など目標設定と自己管理が必要な活動を行う
  • Attention/arousal component(注意):気を散らすものを無視し、特定の刺激に注意を向け続ける
  • Simultaneous processing(同時処理):複数の刺激を、それらの関係性にもとづいて統合する(例:AはBより長い)
  • Successive processing(連続処理):複数の刺激を、それらの順序にもとづいて統合する

あとがき

まえがきは参考文献1より。リストは参考文献2を見ながらの私訳(ですので、学術的に定義された用語ではありません)。

「知能」の定義について調べていて、この言葉に出くわしました。自閉症の認知過程を解明する過程で発展してきた理論とのこと。

参考文献1にも定義が載っていました。
【プランニング】プランニングは、それによって個人が問題に対する解決方法を決定し、選択し、適用し、評価する心的過程である
【注意】人が、刺激が提示されている間、競合する刺激に対する反応を抑制すると同時に、特定の刺激に選択的に焦点を当てる心的過程である
【同時処理】人が別々の刺激を1つの全体あるいは集合体に統合する心的過程である
【継時処理】人が刺激を特定の連続的順序に統合する心的過程であり、その順序は鎖のような進行を形成する

(参考文献)
1. 米本 伸司「Planning, Attention, Simultaneous, and Successive processes theory(PASS理論)とCognitive Assessment System(CAS) : Das,J.P.と彼の共同研究者による認知理論と評価システムについて」 - CiNii 論文
2. “Intelligence” – Wikipedia

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