人の集団が生む思考の病理

まえがき

『集団は、思考の病理をいろいろと生むことができる。』

リスト

  • 【分極化】 似た考えを持った人びとが一つの集団になって議論していくと、各人の意見はさらに似てくるようになり、しかもさらに極端になってくる。
  • 【鈍化】 集団はそのリーダーに、彼の聞きたがっていることを言う傾向がある。異議は抑え込まれ、ひそかな疑念は検閲され、固まってきたコンセンサスに矛盾する証拠は取り除かれることになりやすい。集団思考(グループシンク)。
  • 【集団間の敵意】 意見が対立していても一対一ならば礼儀正しく対話できるが、集団対集団では敵対的になる。

あとがき

まえがきを含めて、スティーブン・ピンカー『暴力の人類史 下』より。本文を翻案してリストを作成しました。特に第三項目は引用可能な箇所がなかったのでこちらで作文しています。

これらをまとめた文章が端的だったので、やや長めですが引用します。

『要するに問題は、集団というものが各人の思っている自らのアイデンティティーを一手に引き受けてしまうと言うことであり、各人の集団内で認められたいという思いと、別集団の考えより自分たちの考えを優勢にしたいという思いとが、各人の分別ある判断を上回ってしまえるということなのだ。』

(書影)
  • タイトル:暴力の人類史下
  • 著者:スティーブン・ピンカー
  • 出版社:
  • 出版日:2015-01

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