科学の4つの意義(ユネスコ)


まえがき

『1999年(略)、21世紀の科学のあるべき姿に関する会議が開催されました。そこで採択された「科学と科学的知識の利用に関する世界宣言」において、次の四つの「科学の意義」がまとめられました。』

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あとがき

まえがきを含めて、日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会『科学の健全な発展のために 誠実な科学者の心得』(2015年)より。日本学術振興会のサイトにある【テキスト版】(PDF)から引用しました。印刷物としても出版されています(当欄下側のリンクを参照)。

このリストの引用元である”UNESCO WCS Declaration on Science and the Use of Scientific Knowledge“も、ユネスコのサイト上で読むことができます。

科学は、(進歩のための)知識・平和・発展・社会のために。

枠組みとしてみると「社会」が少々浮いた感じです。これは、知識・平和・発展という言葉がすでに「社会の」という意味を含んでいるからでしょうか。実際、知識でも平和でも発展でもないが社会のためになる科学とは何か……。ユネスコのサイトを見てみると、福祉・平等・倫理・保健衛生といった内容が並んでいるようです。

んー、どれも平和か発展に入れてしまえそうな気がします。実際、第4項目だけは “Science in society” が先に来ていおり、ややまとめあるいは補遺的な位置づけのようにも読めます。

ということで、科学はKPD — Knowledge (for progress), Peace, Development — と覚えておこう。

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