[前のメッセージ (日付順)] [次のメッセージ (日付順)]
[前のメッセージ (スレッド順)] [次のメッセージ (スレッド順)]
[トップページ (日付順)] [トップページ (スレッド順)]
[今日のリスト] 人に八疵あり(荘子)
- From: *ListFreak <lotd@xxxxxxxxxxxxx>
- Date: Sun, 19 Jan 2020 06:05:02 +0900 (JST)
- Xsrv-filter: lotd@xxxxxxxxxxxxx
タイトル
人に八疵あり(荘子)まえがき
『この八つの欠点は外では人を乱し、内では自分を傷つけるから、賢い人間は、こいつには近よらんね』リスト
- 【総】自分のしなくてよいことまでしてしまうこと
- 【佞】相手の聞きたくもない話を、いつまでもくどくど話すこと
- 【諂】相手の顔色をうかがって、相手が喜ぶ話をすること
- 【諛】良い悪いのおかまいなしに、その場限りの話をすること
- 【讒】好んで人の悪口を言うこと
- 【賊】人との交わりをやめ、人から離れること
- 【匿】自分の機嫌をとる者を誉め、自分の嫌いな者を遠ざけること
- 【険】善悪を見きわめず、両方に調子よくふるまうこと
あとがき
まえがきを含めて『マンガ老荘の思想』より。ちなみに行頭の【】の中の字は、それぞれ「そう、ねい、てん、ゆ、ざん、ぞく、とく、けん」と読みます。「人ニ八疵アリ、事ニ四患アリ」というかたちで、「事に四患あり」とセットで紹介されています。「自分のしなくてよいことまでしてしまうこと」が欠点の第一に挙げられています。これがもっとも犯しやすい過ちということなのか。そもそも「しなくてよいこと」をどうやって知るのか?考えていくと、なかなか難しい。二番目以降は一読して腑に落ちる項目ばかりでした。
- タイトル:マンガ老荘の思想
- 著者:和田武司/翻訳 蔡志忠/イラスト
- 出版社:講談社
- 出版日:1994-09
この本からの他のリスト
(追記:2010/12/02)
ブログ「慈 悲 喜 捨」の「八疵と四患を語る(一)」というエントリに、八疵の解説がありました。疑問に感じていた第1項目だけ引用させていただきます。
引用:
一つ目は、自分は能力も無いのに、他の人がやった仕事を、まるで自分が行った如くにすることで、これを?(そう)と言い、濫(みだ)れて総(す)べる、すなわち無理矢理に自分の物にすることです。虎の威(い)を借る狐の如き行為のことで、君主の威光を借りて、無理矢理に人の功績も自分の功績に総べることです。これは、偸盗(ちゅうとう)になります。
なるほど納得。たしかに一番目に挙げられるべき「疵」かもしれませんね。
タグ
古典(7) 孔子(2) 老荘(2) 荘子(2)サイトで読む
https://listfreak.com/list/1213---
*ListFreak
https://listfreak.com
購読停止・再開
https://listfreak.com/lotd-delivery
このメールは配信専用アドレスですので、ご連絡は
admin@xxxxxxxxxxxxx にお願いいたします
- 前のメッセージ (日付順): [今日のリスト] 人生を見直すきっかけとなる6つの「シグナル」
- 次のメッセージ (日付順): [今日のリスト] FAB(前頭葉機能検査)
- 前のメッセージ (スレッド順): [今日のリスト] 人生を見直すきっかけとなる6つの「シグナル」
- 次のメッセージ (スレッド順): [今日のリスト] 人に八疵あり(荘子)
- インデックス: