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[今日のリスト] ブルームによる思考スキルの六段階(改訂版)


  • From: *ListFreak <lotd@xxxxxxxxxxxxx>
  • Date: Thu, 18 Jun 2020 06:05:02 +0900 (JST)
  • Xsrv-filter: lotd@xxxxxxxxxxxxx

タイトル

ブルームによる思考スキルの六段階(改訂版)

まえがき

1956年にベンジャミン・ブルームが提唱した”Bloom’s Taxonomy”の、弟子による改訂版。1999年。

リスト

  • 【記憶】 適切な知識を、長期的記憶の中から「検索」し、「認識」し、「想起」するスキル
  • 【理解】 口頭・文書・図表によるメッセージから意味を組み立てる、「解釈」「例証」「分類」「要約」「推測」「比較」「説明」のスキル
  • 【適用】 ある手順を利用(ないし遂行)する、「実行」あるいは「適合」のスキル
  • 【分析】 対象を構成要素に分解し、要素同士の関係や、全体の構造・目的を理解する、「区別」「整理」「帰属」のスキル
  • 【評価】 基準や標準に基づいて判断する、「照合」「批評」のスキル
  • 【創造】 要素を組み合わせて一貫性のある(ないし機能する)全体を形作る;あるいは要素から新しいパターンや構造を再構成する、「生成」「計画」「創作」のスキル

あとがき

私訳です。直接の引用元は University of Georgia “Bloom’s Taxonomy” (Emerging Perspectives on Learning, Teaching and Technology) ですが、これは”A Taxonomy for Learning, Teaching, and Assessing: A Revision of Bloom’s Taxonomy of Educational Objectives, Complete Edition”からの引用とのことでした。
リスト項目の最初のほうがLOTS(Lower Order Thinking Skills)、最後の方が HOTS(Higher Order Thinking Skills)と呼ばれているらしい。

できるだけ言葉の取りこぼしがないようにしたので、読みやすさが犠牲になってしまいました。第3項目の名前はApplyingで、これは「応用」と訳すのが一般的ですが、応用という言葉は「応用問題」のように、ともすると最後の「創造」につながるスキルまでを含んでいるように思えます。そこで、より単純に「(理解した手順を)用いる・実行 できる」という意味合いの言葉として「適用」を当てました。

これらを使って学習プロセスを描いたリストも見つけました。階層関係を理解しやすくするために役立ちそうだったので、これも訳してみました:

・ ある概念を理解する前に、それを記憶しなければならない。
・ それを適用する前に、理解しなければならない。
・ それを分析する前に、適用できなければならない。
・ その影響を評価する前に、分析できていなければならない。
・ 創造する前に、記憶、理解、適用、分析、評価ができていなければならない。

 ― “Bloom’s Digital Taxonomy“(educational-origami)



※改訂前の版は、「思考の六段階モデル(ブルーム)」をご覧ください。

タグ

スキル(8)  思考(23)  教育(36)  知識(6)

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