タイポグラフィの十戒


まえがき

『存在するルールが、場合によってはいかに退屈で浅はかになるかを示そうと、グラフィック・デザイナーのポール・フェルトンは文章を書き、細工に凝った美しい本に仕上げた。(略)この本にフェルトンが記した、神の与え給う戒律がこれだ。』

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あとがき

まえがきを含めて、サイモン・ガーフィールド 『私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話』(ビー・エヌ・エヌ新社、2020年)より。まえがきの「美しい本」とは “The Ten Commandments of Typography/Type Heresy”。どんな本かというと:

この本を普通に手に取ると「The Ten Commandments of Typography』(タイポグラフィの十戒)という題が書いてある。しかし、上下を逆さにして裏返すと、そこには「Type Heresy」(書体異端論)という題が現れる。

ということで、この十戒は壊すために建てた家のようなもの。

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