まえがき
『彼の方法論には疑問が多くあったが、マズローは、私たちに、自己実現した人たちに関する非常に明確で包括的な特徴を与えてくれた』
リスト
- 現実を的確に受け止め、快適な関係性を保つ
- 自分自身や他者を自然にあるがままに受け入れる
- 自然で、のびのびしている
- 自己中心的というよりはむしろ問題中心的である(例えば、自分のこと以外の問題に強く焦点をあてたり、人生やいくつかの仕事に使命を持っている)
- 秘密を守り、そのことと自分自身のことを切り離して考えることができる
- 自主的である
- 常に新しい評価を求め続ける(例えば、何度もその度に、新しく、純粋に、そして、敬意や喜び、驚き、歓喜を持って人生の良い点を評価することができる能力)
- 最高の、あるいは神秘的な経験をしたことがある
- 人類の幸福に関心を示す
- 深く満足できる人間関係を築く
- 民主主義的な考え方を持っている(例えば、権威主義的ではない)
- 善と悪、手段と目的とを区別することができる
- ユーモアのセンスがある
- 独創的で創造的な才能がある
- 文化的になることに抵抗する
あとがき
まえがきを含めて『エモーショナル・インテリジェンス―日常生活における情報知能の科学的研究』より。”Deficiency motivation and growth motivation” (1955) が引用元とのこと。
かなり恣意的に思えますが、どうやって見出したのでしょうかね。最後の「文化的になることに抵抗する」も、ちょっと意味が分からないな……と思って検索したところ、”Characteristics of a Self-Actualizing Person” というサイトに解説がありました(サイトの方が項目が1つ多いけれど)。これは「特定の文化に呑み込まれない」とか「文化を超越する」といった意味ですね。原文から訳し直したくなるなあ。
- タイトル: エモーショナル・インテリジェンス―日常生活における情報知能の科学的研究
- 著者: チャロキー,ジョセフ(編集)、メイヤー,ジョン・D.(編集)、フォーガス,ジョセフ・P.(編集)、Ciarrochi,Joseph(原著)、Mayer,John D.(原著)、Forgas,Joseph P.(原著)、浩明, 中里(翻訳)、恵子, 大竹(翻訳)、哲志, 島井(翻訳)、陽, 池見(翻訳)
- 出版社: ナカニシヤ出版
- 出版日: 2005-02-01