まえがき
『「マスラック燃え尽き症候群指数」(MBI)(略)は、今日でも研究者や臨床心理士によく使われる有効な指標だ。MBIによると、 燃え尽き症候群は(略)3つの症状から定義されている。』
リスト
- 情緒的消耗感(Emotional Exhaustion): 仕事によって過剰な感情的負担を感じ疲れ果てている感覚
- 脱人格化(アイデンティティの喪失)(Depersonalization): 提供しているサービス・ケア・治療・指導の受け手に対する無感情で非人間的な反応
- 個人的達成感の低下(Personal Accomplishment): 仕事における自分の能力や成功についての感覚
あとがき
まえがきは、デヴォン・プライス『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン、2024年)より。
リストの各項目冒頭の日本語は同書から、残りの部分は “Maslach Burnout Inventory” (Wikipedia) からの引用・意訳です。
消耗感(EE)によって、他者に対する配慮(DP)や自分に対する承認(PA)のような情緒的反応を起こせなくなってしまった状態。そう捉えると、わかりやすい枠組みです。
- タイトル: 「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
- 著者: デヴォン・プライス(著)、佐々木 寛子(翻訳)
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 出版日: 2024-05-24