- 【目的】聞き終わったあと、参加者はどのような気持ちになっているか?
- 【テーマ】メッセージは「ひとこと」に集約できるか?
- 【流れ】「話の流れ」が見えるか?
- 【一貫性】一貫性があってこそアクセントが活きる
- 【スペース】スライドでも話でも、「間」で語る
- 【意味】意味の薄いメッセージはそぎ落とす
- 【ひとつずつ】禁マルチタスク
- 【繰り返し】重要なメッセージは繰り返し語る
- 【緩急】どう始まり、どう高まり、どう終わるか
- 【聞き手本位】もてなしの心を、忘れない
解説
スライドを使った、講演型のプレゼンテーションの準備をするときに、おさえておきたいポイントです。特に重要な点について以下に補足します。
2.伝えたいことを象徴するキーワード(あるいは短い文章)を考える。それを繰り返し語る。例えば、あまり熱心でなかった受け手が半年後にこのプレゼンテーションを思い出してくれるとしたら、それはどの言葉によってだろうか?
7.スライドを読みながら話を聞きながら考えることは、誰にもできない。違うメッセージを同時に届けない。
8.7とは逆に、同じメッセージは複数のチャネルから、繰り返し届けてよい。スライドを読み上げることをよしとしない人もいるが、子育て経験のある人は「読み聞かせ」のパワーを思い出して欲しい。重要なメッセージなら「読み聞かせ」るべき。
9.静かな語りかけから始まり強い訴えで終わる。にぎやかに始まりしんみりと終わる。ユーモラスに始まりシリアスに終わる。脅かしで始まり励ましで終わる。3の「流れ」に沿って設計できれば、高い効果がある。
10.大事なことは真剣に語ってよい。でも深刻ぶるのは逆効果。ユーモアは大事。でも不得意なジョークを無理に入れる必要はない。大事なのは、もてなしの心。
引用元
著者作。「講演の設計:10のチェックリスト」