まえがき
『修道会に入ると、だれしも一定の期間は見習いとして過ごし、その後に誓願を立てることによって、一人前の修道者となります。誓願の主な内容はどの修道会にも共通していて、「貞潔」「清貧」「従順」の三つです。』
リスト
- 【貞潔(chastity)】体の奉献。徹底してキリストに従うために結婚も家庭生活も放棄して、いわばキリストを伴侶として生き、修道会の共同体を自分の家庭とすること。
- 【清貧(poverty)】所有物の奉献。貧しくなったキリストにならうために、いっさいの私有財産を放棄して、生活の糧をすべて修道会の兄弟姉妹と共有すること、
- 【従順(obedience)】心の奉献。死に至るまで父のみむねに従ったキリストにならうために、自分の意志を奉献して、長上の指導の中に神の意志を読み取ること。
あとがき
まえがき、およびリスト項目の文章は、主に「カトリックに関する Q&Aコーナー Q66」(上智大学 公式サイト)からの引用です。そのほか、”Religious vows“(Wikipedia)と「キリスト教の基礎知識 第二十一回 修道会」(パリ日本人カトリックセンター)から一部を引用しています。
デヴィッド・スノウドン『100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち』を読んでいて、この三つ組を拾いました。体と心と○○という三つ組は多いのですが、所有物が来るのはちょっと珍しいかもしれません。
- タイトル: 100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち
- 著者: デヴィッド スノウドン(著)、Snowdon,David(原著)、留美, 藤井(翻訳)
- 出版社: DHC
- 出版日: 2004-06-01