- あなたが下した決断を具体的に書き出す。
- その決断を下した理由をできるだけたくさん書き出す(これらがあなたの「仮定」です)
- 「仮定」の一つひとつについて、その反対を書き出す
- 次の2つの問いを自分に問いかける
- もともとの仮定に対してどれくらい自信があるか?
- もし反対の仮定が正しいことが分かったとき、その決断にどれくらいの影響があるか?
解説
決断に際して、不確定要素に対しては何らかの仮定を置きます。その仮定を並べ尽くして、ひとつずつ吟味してみる。言ってみれば「決断を揺さぶってみる」のが、このリストの狙いです。
既に行った決断を振り返るのではなく、どちらに決めたらよいか迷うケースでは、ベンジャミン・フランクリンが考案した方法 (Moral Algebra、精神的代数)が役に立ちます。
ベンジャミン・フランクリンの決断方法
- 白紙の真ん中に縦線を引く
- PRO(メリット・賛成する理由)とCON(その逆)を書き出す
- 相殺できそうな項目同士を見つけて消していく
- 項目が減り、付け足す項目もなくなった時点で総合的に考えて決断する
どちらも、理由を「書き出して」みるところがポイント。我々はあまりに迷ってしまうと、強く印象に残った(あるいは最後に目についた)2,3の仮定を重視した決断をしがちです。決断の理由を書き出してみることで、判断の偏りを小さくできます。
引用元
BuildingBrands Ltd, “Challenge Your Assumptions”を著者が翻訳しました
http://www.buildingbrands.com/goodthinking/12_assumptions.php
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