【説得】説得の(たった2つの)ステップ

解説

「説得」というと、どうしても「説き伏せて」「拝み倒して」「最後は脅してでも…」と考えてしまいがちです。そこまで強引でないとしても、

  1. 動くメリットを伝える
  2. 動かないデメリットを伝える
  3. 動くことが簡単であることを伝える

というようなステップが論理的に思えます。これはこれで「正しい」ステップです。しかしご承知の通り、論理的に正しければ相手を説得できるというものではありません。

このリストの鍵は、「発見」という言葉。

「人は自分で発見したことにしか(本当には)納得しない」

のです。

「どうして分かってくれないんだろう」と考えると煮詰まってしまうときでも、「どうやって発見を促そうか」と考えると、コミュニケーションの糸口が見つかります。

引用元

ルパート・イールズ=ホワイト著/戸田ちえ子訳『コーチングのプロが使っている質問力ノート』ディスカヴァー・トゥエンティワン 2004年