会話の公理(ポール・グライス)

まえがき

「著名な言語学者のポール・グライスが、四つの『会話の公理』をまとめています。伝わるスピーチに通じるものがあるので、ぜひ、頭に入れておくことをおすすめします」

リスト

  1. 量の公理 ― 求められているだけの情報を提供せよ。求められている以上の情報量を与えるな。
  2. 質の公理 ― 信じていないことを言うな。根拠のないことを言うな。
  3. 関連性の公理 ― 関係のないことを言うな。
  4. 様式の公理 ― 不明確な表現を避けよ。曖昧なことを言うな。簡潔に言え。順序立てて言え。

あとがき

まえがきを含めて『45分でわかる! オバマ流世界一のスピーチの創りかた』より。原文を探してみると、WikipediaにGricean maximsとして載っているのが見つかりました。訳すなら「グライスの公理」でしょうか。

引用元の書籍では「この四つが守られていれば、スピーチ上手と褒められ、スピーチコンテストでも優秀な成績があげられるということです。ビジネスの場でも、きっと役に立つはずです」とあります。

ただし、これだけで十分ということではなさそう。グライスは”Cooperative Principle”(協調の原理)としてこられの公理を述べたに過ぎないからです。Wikipediaの以下の記述が分かりやすかった。

“These maxims may be better understood as describing the assumptions listeners normally make about the way speakers will talk, rather than prescriptions for how one ought to talk.”

(これらの公理(maxim)は「いかに話すべきか」の処方箋というより、聞き手が話し手に対して持っている前提を描写したものだと理解した方がよいだろう)

Cooperative principle – Wikipedia
(書影)

タグ

オバマ(1)  コミュニケーション(83)  スピーチ(27)  会話(28)  話し方(12)