まえがき
「気にくわないことをされたとき、アサーティブな人ならどうするか?自分の要望をいくらかでも通そうと、歩み寄りの姿勢で要望をストレートに伝えるだろう。
アサーティブでない人は、以下のような決めつけをして、相手をあやつろうとする。」
リスト
- 悪いのはあなたのほう
- もっと人の心に敏感になって、あなたの行動を不愉快に思っていることに気づきなさい
- どんな行動が人を不愉快にするか、常識として知っているべき
- 人を傷つけたり、怒らせたりする行動はつつしみなさい
あとがき
まえがきを含めて『「うまくいく人」の頭のいい話し方』より。
まあ最初の項目は決めつけだと気がつきますが、それ以外は、こう言われたら無条件で反省してしまいそうです。
他人の感情に配慮することが重要なのは言うまでもありません。ただ、こういう一般論を掲げて聞き手の心理を操作することで自分の主張を通したり、自分の感情を相手に押しつけようとする話し手もいるので要注意、ということ。
意識的に話をそう運ぶ人もいるでしょうが、多くの場合は無意識のうちにそういうロジックを採用してしまうのではないでしょうか。僕も、特に子どもを叱るときなど、そうなりがちかも。
- タイトル: 「うまくいく人」の頭のいい話し方
- 著者: マニュエル・J・スミス(著)、あさり みちこ(翻訳)
- 出版社: 徳間書店
- 出版日: 2005-08-31