【目標】目標設定の「SMART」な原則

解説

例えば、会議で目標(と今後のアクション)を決めます。そのとき、
「何となく曖昧だな……」
「決まったけど、本当にできるのかな…」
などと感じつつ、具体的に指摘できないまま終わってしまった経験はないでしょうか。そういった「感じ」は往々にして的中し、後々の手戻りや混乱につながったりします。

「SMART」は目標が具体的に特定されたかどうかをチェックするためのリストです。A、R、Tについては様々なバージョンがあります。ここではいくつかのバージョンを見比べた上で、目標設定のチェックリストとして使い勝手が良さそうな言葉を採用しました。

例えば部下の目標設定を手伝ってあげるときなど、このリストが頭に入っていれば効果的なアドバイスがスピーディにできます。ただし、話しながら活用するためには、それぞれが何の頭文字であるかをすぐに思い出せなければなりません。手帳など話しながらでも参照できる場所に書いておくといいですね。

目標設定→進捗チェックという循環がうまく回っていない進捗会議などでは、ホワイトボードに書いて参加者で共有しておけば目標設定時のモレが少なくなります。

参考文献

Wikipedia(英語版)によれば、以下が出典とされているとのこと

George T. Doran, “There’s a S. M. A. R. T. Way to Write Management Goals and Objectives”, Management Review (AMA Forum), November 1981