不文律の構造


まえがき

『これまでの多くの企業変革手法は、企業組織の中の“目に見える”部分を対象にしてきた。(略)しかし、企業組織の中の“目に見えない”部分、すなわち組織の中の人が共有している暗黙のルール(不文律)には手をつけてこなかった。』

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あとがき

まえがきを含めて、三沢 一文『ネットワーク時代の新・仕事術―自立型ビジネスマン作法』より。文中の図をリスト化しました。氷山を横から見た図が描かれており、水上の目に見える部分が成文律、水中の目に見えない部分が垂範律・(狭義の)不文律・不言律に分かれています。前後の文脈からして外国の書籍の引用ないし本案のようですが、出所は示されていませんでした。

垂範律・不言律など独特の用語が面白いですね。暗黙の前提というか不文律に「深さ」があるという発想は、組織の問題を考えるうえで役立ちそうに思います。

この本は1996年刊。本書における不文律の議論は、Peter Scott-Morgan(Wikipedia)が1994年に出した”The Unwritten Rules of the Game: Master Them, Shatter Them, and Break Through the Barriers to Organizational Change”を引いているようです。著者はこの本の訳書『会社の不文律―ホンネがわからなければ、何も変えられない』の共訳者でもあります。



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