まえがき
「ワインの質を決定する要因はいろいろありますが、その中でも最大のものは何かと聞かれたときに、何と答えるか。ここに、ワインを造る人たちの思想があらわれます。」
リスト
- セパージュ(ブドウ品種)
- テロワール(産地)
- 造り手
あとがき
まえがきを含めて『葡萄酒の戦略 ―ワインはいかに世界を席巻するか』より。リストは本文から編集・引用しています。
テロワールは「産地」と書きましたが、本文中では「そのブドウの樹が植えてある土壌、気候、日射量などのその土地固有の風土的な環境要素を表す概念/時にはその土地の文化・価値観なども含めて考えることも」といった丁寧な解説になっています。
ひらたく言えば、ワインは(1)何から (2)どこで (3) 誰が 造るかによって質が決まるということ。当たり前のような話ですが、ワイン業界ではながらくテロワール主義が常識であり、セパージュ主義の台頭はここ3-40年のことだということです。
- タイトル: 葡萄酒の戦略 ―ワインはいかに世界を席巻するか
- 著者: 前田 琢磨(著)
- 出版社: 東洋経済新報社
- 出版日: 2010-09-29