【仕事術】トヨタの7つの習慣

  1. 「ケタちがい」の発想から入る―「一割削減」でなく「ゼロを一つ取る」ことでムダを見つける
  2. 「わが社」を主語にしない―「プロの目」でなく「お客の目」でモノをつくる
  3. 「なぜ」を五回繰り返す―「原因」でなく「真因」まで改善する
  4. 成功体験をリセットする―「他人の成功」より「自分の失敗」から知恵を出す
  5. 成功より成長を目ざす―「人を変える」より「システムを変える」ことで人をつくる
  6. 忙しさを恥じる―「動きの速さ」より「着手の早さ」で競争力をつける
  7. 「みんなの力」を心から信じる―「非凡な一人」でなく「平凡な一〇〇人」で堅実経営を実現する

解説

タイトルから内容の想像がつくし、上手にキーワード化されている。リスト評論家として高い評価を与えたいリストです。トヨタでなくても、製造業でなくても、組織人ならば誰でも使える仕事の心得になっています。

1(ケタちがいの発想)などは、徹底したコスト意識はもちろん、創造性を同時に求める項目です。小さいところをチマチマ改善していけば「一割削減」は可能でしょうが、「ゼロを一つ取る」となると、やり方を根本的に変えなければならないはず。その「ケタちがい」の発想から入ろうというところに、なにやら凄みを感じます。

ではどのように「ケタちがい」の発想をするか。改善の順序として「ECRS」というリストが知られています。*ListFreakでも検索される頻度の高いリストの一つです。

改善の原則「ECRS」

  • Eliminate(やめる、捨てる、除く)
  • Combine(統合する、結合する)
  • Rearrange(並べ直す)―あるいはReplace(置き換える)
  • Simplify(簡単にする、単純にする)

引用元