まえがき
『情報倫理で取り扱う領域(略)に関してリチャード・セヴァーソン (Richard Severson) は1997年に次の4つの原則を提示しています。』
リスト
- 知的所有権の尊重 [Respect for intellectual property]
- プライバシーの尊重 [Respect for privacy]
- 公正な情報提示 [Fair representation]
- 危害を与えないこと [Nonmaleficence or (“doing no harm”)]
あとがき
まえがきを含めて、髙橋 慈子、原田 隆史、佐藤 翔、岡部 晋典『【改訂3版】情報倫理 ネット時代のソーシャル・リテラシー』 (技術評論社、2023年)より。リストは本文のリストからの引用です。ただし最初の2項目に元の英語が充てられていなかったので、原著[1]から引用しました。
原著ではこの原則 (The Principles of Information Ethics) を倫理的な判断に適用するステップも示されていました。
The Four-Step Method of Principled Ethics
- Get the facts straight.
- Identify the moral dilemma (inspect the facts in light of your moral feelings).
- Evaluate the moral dilemma using the principles of information ethics to decide which side has the most ethical support.
- Test your solution: will it stand up to public scrutiny?
- タイトル: 【改訂3版】情報倫理 ネット時代のソーシャル・リテラシー
- 著者: 髙橋 慈子(著)、原田 隆史(著)、佐藤 翔(著)、岡部 晋典(著)
- 出版社: 技術評論社
- 出版日: 2023-03-16
参考文献
[1] Severson, Richard J. The principles of information ethics. ME Sharpe, 1997.