- お金などいらぬという風情で働きなさい。
- 傷ついたことなどないかのように愛しなさい。
- 誰にも見られていないかのように踊りなさい。
解説
引用元のコラムで『「有名人になる方法と心構え」を説く本』の一節として紹介されていました。そこでこのタイトルを付けたのですが、調べてみるとアメリカの野球選手サチェル・ペイジ(故人)の言葉のようです。もしかしたら彼もどこかから引用したのかもしれません。
一見すると叙情的で、敬遠したくなる向きもあるかもしれません。しかしよく読むとリストとして味わい深いところがあります。長く語り継がれている魅力はどこにあるのか、じっくり鑑賞してみましょう。
具体的な手段でなくビジョンを伝えています。あるべき姿だけがあり、そこへの道のりはありません。そのため、読む人がそれぞれの身に引き寄せて内容を考えられます。
甘えを許さない厳しさがあります。そのため、読む人の気を引き締めてくれます。
平明な言葉を選んでいます。そのため、言葉が古びません。
修辞に気を配っています。そのため、読む人に強い印象を与えます。
引用元
中野香織 「モードの方程式」 日本経済新聞 2006/1/6 夕刊
Michael Flocker, “The Fame Game: How to Make the Most of Your 15 Minutes“から翻訳・引用されていました。
オリジナルは、アメリカの野球選手サチェル・ペイジの言葉のようです。