- 意思決定(Decision making)― 生活に関する決定を建設的に行う力
- 問題解決(Problem solving)― 日常の問題を建設的に処理する力
- 創造的思考(Creative thinking)― 直接経験しないことを考える、アイデアを生み出す力
- 批判的思考(Critical thinking)― 情報や経験を客観的に分析する能力
- 効果的コミュニケーション(Effective communication)― 文化や状況に応じた方法で、言語的または非言語的に自分を表現する能力
- 対人関係スキル(Interpersonal relationship skills)― 好ましい方法で人と接触・関係の構築・関係の維持・関係の解消をすることができる
- 自己認識(Self-awareness)― 自分自身の性格、長所と短所、欲求などを知ること
- 共感性(Empathy)― 自分が知らない状況に置かれている人の生き方であっても、それを心に描くことができる能力
- 情動への対処(Coping with emotions)― 自分や他者の情動を認識し、情動が行動にどのように影響するかを知り、情動に適切に対処する能力
- ストレス・コントロール(Coping with stress)― 生活上のストレッサーを認識し、ストレスの影響を知り、ストレスレベルをコントロールする
解説
リストを引用したページから。
WHO(世界保健機関)は、どの時代、どの文化社会においても、人間として生きていくために必要な力があるとし、それをライフスキルと定義した。
「ライフスキルとは、日常生活で生じるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な能力である。」
ものすごく大きなテーマですね。このリストをまとめるためには「リスト化の力」が総動員されます。しかしさすが国連機関というべきか、合理と情緒に目配りされたリスト項目のバランスのよさといい、要約文の的確さといい、みごとな仕事です。
わたしには小学生の子どもが二人います。このリストを見るたびに、これらのスキルを伸ばせるように心を配れているかどうか、考えて(は反省して)しまいます。そして見るたびに、隗より始めよ、自分もしっかりしていかなければと、気持ちを引き締めています。
引用元
スクールカウンセリング−文部科学省 から編集・引用