- Curiosity(好奇心): 新しい学びの機会を求めること
- Persistence(ねばり強さ): 失敗にめげずに努力を続けること
- Flexibility(柔軟性): 自らの状況や態度を変えること
- Optimism(楽観性): 新しいチャンスは起こりうるもの、自分が生かせるものだと信じること
- Risk Taking(積極性): 結果が見えない状況でも行動を起こすこと
解説
米スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授は、「計画的な偶発性理論」というキャリア理論を提唱しています。将来を計画することはできないという前提に立って、偶然を積極的に仕掛け、活かしていこうという考え方です。
一見すると、項目どうしが矛盾しているように見えるものがあります。 「『ねばり強く』かつ『柔軟に』なんて、都合がよすぎないか?」 と思うかもしれません。これは何について粘り強く(あるいは柔軟に)ふるまうべきかが省略されているからですね。だから、これらの態度をどう使い分けてよいか分からない。
そこで右のリストを踏み台に、私家版を作成してみました。
- 目的に対しては【ねばり強く】、
- 手段に対しては【柔軟に】。
- 【好奇心】のアンテナを常に伸ばして
- 【楽観的に】チャンスを待ちかまえ、
- 【積極的に】リスクを取ろう。
参考図書
J.D.クランボルツ著/花田 光世訳『その幸運は偶然ではないんです!』 ダイヤモンド社 2005年
(リストは週刊ダイヤモンド 2005/12/03号 p138からの引用です)