2年後の流行色の予測手法


まえがき

『こうすると二年後の世のなかにふさわしい色が選択できるの』

リスト

あとがき

まえがきを含めて、松岡 圭祐『万能鑑定士Qの推理劇I』より。このフィクションの中で、日本流行色協会の会員向けアンケートの設問として紹介されていたものを、一部編集のうえ引用しています。

各群には例に挙げたような選択肢が8~9個あります。回答者はA(できごと)→B(形容詞)→C(情景)と1つずつ選んでいき、最後にC群の回答として選んだ情景からイメージされる色を色見本の一覧表から選びます。

自分が問い手なら流行色をどのように予測してもらうだろうか。そう考えると難しいお題です。リストは、真偽はともかく設問の組み立てが巧みに思えたので収集しておきたくなりました。

まず「2年後」をイメージしてもらうために、2年後に社会にインパクトを与えそうなできごと(A)を考えてもらう。これは思いつけそう。流行色を予測する根拠として使えそうなのはそれくらいだろうということで。
次に「色」から遡ると、色を連想によって導くために何らかの情景(C)をイメージしてもらう。これも、がんばれば何とか思いつくかも。ただ、できごと(A)から情景(C)へとつなげるために形容詞(B)を経由していったん抽象化するというのは、思いつかないだろうなあ。

繰り返しますが真偽はともかく、連想をふくらませるよい手助けになりそうなリストです。B、C群については選択肢を提示せずに自由に連想させても面白そう。ゆるいシナリオ・プランニングのツールとして応用できそうな気も。

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