ヒト・モノ・カネ(ファイナンス版)


まえがき

『この三者は、ファイナンス的にはこの順序でしかあり得ない。』

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あとがき

まえがきを含めて、野口 真人『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』(ダイヤモンド社、2016年)より。

よく知られた話なのか著者の独創なのかわかりませんが、面白い話だったので収録しました。まとめると:
カネとモノが、バランスシート(B/S)に載っている資産。B/Sは流動性が高い順に並べるので、カネ→モノの順。ヒト(無形資産)は載らない。一方、キャッシュフローを生む力はヒト>モノ>カネなので、ヒト・モノ・カネはファイナンス的に価値の高い順といえる(ファイナンス的な価値は将来生み出すキャッシュフローの総額なので)。

ファイナンスではキャッシュフローを重視するという考えを、キャッシュを重視するアカウンティング(会計)と対照させて説明する、鮮やかなトピックで印象に残りました。

一般には経営資源のフレームワークなので(ファイナンス版)としておきました。

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