まえがき
『目的は、成長・適応・セラピー・ライフスタイルの達人への依存状態から読者が脱出することだ。(略)加速文化の外に出て、半分入っていると言われたグラスが実は半分空だったと気づくのも悪くない。』
リスト
- 己の内面を見つめたりするな
- 人生のネガティブにフォーカスしろ
- きっぱりと断れ
- 感情は押し殺せ
- コーチをクビにしろ
- 小説を読め―自己啓発書や伝記を読むな
- 過去にこだわれ
あとがき
まえがきを含めて、スヴェン・ブリンクマン『地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法』 (Evolving、2022年)より。リストは本文及び章題からの引用です。
原題は “Stand Firm: Resisting the Self-Improvement Craze”。自己啓発あるいは自己改善狂騒曲に抗して、という感じでしょうか。多くはストア派の主張をなぞっています。
6. では著者のお気に入りの作家も紹介されています。現代作家でいえば、村上春樹、ミシェル・ウエルベック(フランス)、カール・オーヴェ・クナウスゴール(ノルウェー)。
- タイトル: 地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法
- 著者: スヴェン・ブリンクマン(著)、田村 洋一(翻訳)
- 出版社: Evolving
- 出版日: 2022-03-09