まえがき
『歴史を遡ると、薩摩藩が明治維新の頃に採用していたとされる人事評価制度があります。この制度のもとでは、以下の順に高く評価されていたそうです。』
リスト
- 新たなことに挑戦して、成功した人
- 新たなことに挑戦したが、失敗した人
- 自分では挑戦しなかったけれども、挑戦した人を手助けした人
- 何もしなかった人
- 何もせずに批判している人
あとがき
まえがきを含めて、小林 りん『世界に通じる「実行力」の育てかた: はじめの一歩を踏み出そう』 (日経BP・日本経済新聞出版本部、2020年)より。リストは本文からの引用です。
『歴史を遡ると』と前置きしつつ伝聞形……。ちょっと引っかかったので出典を探してみましたが、この書籍のような伝聞か引用元を示さない紹介ばかりで、一次情報が見当たりませんでした。”Quote Investigator” の日本版があれば調査を依頼したいところです。
第4項目までは過去の行動(と結果)に対する評価なのに、第5項目だけ現在形になっているのも不思議です。「何もせずに批判した人」であれば、具体的な批判行動があったことがわかりますが、現在形で書かれると「あなたはいつも批判していますよね」といった、普遍的な特性を指摘しているように読めてしまいます。
はたして薩摩藩に人事評価制度があったのか、あったとしてこのような制度だったのか。妥当な情報を見つけたら追記します。
- タイトル: 世界に通じる「実行力」の育てかた: はじめの一歩を踏み出そう
- 著者: 小林 りん(著)
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版本部
- 出版日: 2020-06-01
参考文献
(一次情報が見つかったら追記予定)