まえがき
エレベーターピッチとは、30秒ほどの、ごく短いセールストークのこと。以下の質問に答えるかたちでまとめるとよい。
リスト
- 何をするのか?
- どの問題を解決しようとしているのか?
- ほかとはどう違うのか?
- なぜ気にかける必要があるのか?
あとがき
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』より。この4つの問いに順番に答える形で作成された、ある会社のエレベーターピッチが紹介されていましたので、すこし編集したうえで引用します。
『(1)L社とは、英語が話せない顧客と接点を持ちたいと望む企業のために電話通訳サービスを提供する世界最大のプロバイダーです。(2)米国には、平均して23秒にひとり、英語を話せない人が入国します。(3)その人が病院や銀行、保険会社、救急などに電話をしたとき、L社の通訳が対応するわけです。(4)当社を使っていただければ、150ヵ国で顧客や患者、見込み客と話をすることができます。』
「言いたいことを30秒で語る」練習は、プレゼンテーションや論理的思考、ビジネスプランニングの分野の教育プログラムにもありますね。フレームワークは用途によって多少違いますが、やはり良い問いを良い順番で考えておくのが大事。
- タイトル: スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
- 著者: カーマイン・ガロ(著)、外村仁 解説(その他)、井口耕二(翻訳)
- 出版社: 日経BP
- 出版日: 2010-07-15