まえがき
『これは私が「バケツ方式」と呼ぶテクニックで、CEOや政治家などがなにがしかの形で使っているものだ。もちろん、スティーブ・ジョブズもこの方法を使っているから、どのような質問をされてもすらすらと答えられる。プレゼンテーション、発表、営業など、厳しい質問や微妙な質問が予想されるときに便利な方法である。』
リスト
- たずねられる可能性が高い質問をリストアップする
- 想定した質問を「バケツ」に入れる ― 7種類も「バケツ」すなわちカテゴリーを用意すれば、ほとんどの質問に対応できる
- カテゴリーに対するベストな回答を準備する ― どのようなたずね方をされても使える形にしておく
- 質問をよく聞いてキーワードを探す ― 回答を取りだすバケツを選ぶ手がかりとなるキーワードを探す
- 質問者の目を見ながら、自信を持って回答する
あとがき
まえがきを含めて『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』より。リストの解説部分は編集のうえ引用しています。
この本は全体として大変ためになりましたし、いくつか公開リストとして引用もさせていただきました。その中でも、個人的に一番の収穫だと思ったのがこのリスト。質疑応答の準備について系統だった方法を持っていなかったので、次の機会にさっそく試してみよう。
- タイトル: スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
- 著者: カーマイン・ガロ(著)、外村仁 解説(その他)、井口耕二(翻訳)
- 出版社: 日経BP
- 出版日: 2010-07-15