まえがき
『それは出版業界という社会における学びの場で、最初に叩きこまれたふたつの戒律だった。』
リスト
- 盗作と言いかえの区別はきわめて困難である
- 何人たりとも自分の考えに著作権を主張することはできない
あとがき
まえがきを含めて、ウィル ファーガソン『ハピネスTM』 (アーティストハウスパブリッシャーズ、2002年)より。本文をリスト化しました。
読書記念に収集。真に効果のある自己啓発書が存在したら……という、ホラー風味のあるコミカルな物語。
第2項目は、著作物になっていないアイディアには著作権を主張できないという意味合いと理解しました。
ちなみに、作中では決定版の自己啓発書の著者が「人生に活力を!愛を!学びを!」というモットーを掲げています。Amazonのユーザーレビューを眺めていて、これが原著では “Live, Love, Learn!” と頭字語化できる形式であることを知りました。この微妙な通俗感を訳してほしかったなあ。例えば「あいして、いきて、うんと学ぼう!」……えー、惜しい感じですが、きっと工夫すればけっこうよいものがこさえられるのでは。
- タイトル: ハピネスTM
- 著者: ウィル ファーガソン(著)、村井 智之(翻訳)
- 出版社: アーティストハウスパブリッシャーズ
- 出版日: 2002-11-01