【文章】「超」文章法の7ステップ

  1. 一言で言える「メッセージ」を見つける
  2. 骨組みを作る(1) ― 内容面のプロット
  3. 骨組みを作る(2) ― 形式面の構成
  4. 筋力増強 ― 説得力を強める
  5. 化粧する(1) ― 文章を分かりやすくする
  6. 化粧する(2) ― 100回でも推敲する
  7. とにかく始める ― 始めればできる

解説

骨、筋、皮(化粧)。一見すると当たり前のリストです。しかし、この本を書きながら何回も読み返したリストでもあります。

提案書であれ報告書であれ、文章を書くのは大変です。ある時は、ある段落の文章がどうしても気になって推敲に何時間もかけたり、またある時は、アイデアが膨らんで構成を大きく変えてみたり。

そういった、書きながらの発見にも期待して「とにかく始める」。道のりは、このリストが示すような一本道ではありません。しかし、本来進むべき道のりを意識していれば、全体の統一感を守りながら締め切りまで徐々に完成度を高めていけます。

第2部を読んでいただければ分かりますが、長い文章を書くステップと、短いリストをまとめるステップは、よく似ています。メッセージを構造化するという観点からみれば、似ていて当然と言えるかもしれません。リスト化のステップを身に付けることで、文章力の向上も期待できるということです!

引用元

野口 悠紀雄 『「超」文章法』(目次を多少編集しました)