まえがき
『人格を高めたければ、以下にあげる四つの心がけが必要である。』
リスト
- 苦境に陥っても、困難に直面しても、何事もないかのように平然と構えていること。
- 酒の席では、羽目をはずすことなく言動を慎むこと。
- 権力者と出会っても、媚(こ)びたりせず毅然とした態度をとること。
- 貧しく身寄りのない人に同情し、いたわりの気持ちを持って接すること。
あとがき
洪自誠『中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン、2007年)より。
引用元は「前集220」となっていましたが、調べてみると221のようです(参考文献1)。読み下しを添えて引用します。
君子處患難而不憂,(君子は患難〈かんなん〉に處〈お〉りて憂えず)
當宴遊而益加惕慮;(宴遊〈えんゆう〉に當〈あ〉たりて惕慮〈てきりょ〉し)
遇權豪而不懼,(權豪〈ごうけん〉に遇〈あ〉いては懼〈おそ〉れず)
對惸獨而反若驚心。(惸獨〈けいどく〉に對〈たい〉して)心を驚かす)
- タイトル: 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
- 著者: 洪自誠、祐木 亜子(翻訳)
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 出版日: 2007-12-15
参考文献
(2) 菜根譚 超訳: ■前集221項