まえがき
『ゲマワットは「CAGE」という実践的なフレームワークを提案し、海外にビジネスを展開する際には、進出先候補の国と自国のあいだの四つの「距離」をできるだけ定量化し、事前にリスク要因として分析しておくことを提唱しました。』
リスト
- 国民性(Cultural)の距離
- 行政上(Administrative)の距離
- 地理的(Geographic)な距離
- 所得格差(Economic)の距離
あとがき
まえがきを含めて『世界の経営学者はいま何を考えているのか』より。PESTよりも商売向け。
出典はこちら。
Ghemawat, Pankaj. “Distance Still Matters: The Hard Reality of Global Expansion.” Harvard Business Review 79(8): 137-147.
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2002年01月号で訳出されています。以下のサイトではこの論文だけを読むこともできます。
海外市場のポートフォリオ分析 ―4つの「距離」を反映させた―:パンカジュ・ゲマワット|ビジネス書店 booknest
第1項目の「国民性」をどう測るのかという問題提起から、ホフステッド指数(国民性の指標)が紹介されます。
- タイトル: 世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア
- 著者: 入山 章栄(著)
- 出版社: 英治出版
- 出版日: 2012-11-13