まえがき
『サントスとアイゼンハートは、企業とは何かという問いに対して経営学は四つの視点を持っていると述べます。』
リスト
- 効率性の視点 …… 「企業とは、市場取引ではコストがかかり過ぎる部分を組織内部に取り込んだものである」
- パワー(力)の視点 …… 「企業とは、パワーの集合体である」
- 経営資源の視点 …… 「企業とは、経営資源の集合体である」
- アイデンティティの視点 …… 「企業とは、経営者や社員がアイデンティティやビジョンを共有できる範囲のことである」
あとがき
まえがきを含めて『世界の経営学者はいま何を考えているのか』より。解説部分は本文からの引用です(一部編集しています)。企業の定義と書きましたが、正確には「組織の境界」。原典はこの論文だそうです。
Santos, Filipe M., and Kathleen M. Eisenhardt. 2005. “Organizational Boundaries and Theories of Organization.” Organization Science 16(5): 491-508.
- タイトル: 世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア
- 著者: 入山 章栄(著)
- 出版社: 英治出版
- 出版日: 2012-11-13