WEIRD – 西洋社会の特徴


まえがき

『むしろ例外的なのは西洋社会のほうだ。「西洋人はきわめて個人主義的かつ自己中心的、管理志向が強く非協調的で分析的だ。そして自分は固有の存在で、人生を自らコントロールしているという感覚を持ちたがる」。』

リスト

あとがき

まえがきを含めて、ジリアン・テット『Anthro Vision(アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界』 (日本経済新聞出版、2022年)より。リストは本文を編集して作成しました。

しばしば見かけるこの頭字語、著者は引用元としてジョセフ・ヘンリックの2020年の書籍 “The Weirdest People in the World” を挙げています。まえがきのカギカッコ部分も同書からの引用。

世界経済をけん引している集団の特質をわかりやすく抽出しているように感じます。提唱者のヘンリック氏も引用者のテット氏もおそらく WEIRD なので、これは馴質異化の実践ということでしょう。

あらためて考えてみると、西洋社会の定義に Western が含まれているのは自己言及的にも思えます。ヘンリックの本も読んでみたい。

タイトルAnthro Vision(アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界

著者: ジリアン・テット(著)、土方 奈美(翻訳)

出版社: 日本経済新聞出版

出版日: 2022-01-26

タイトルThe Weirdest People in the World: How the West Became Psychologically Peculiar and Particularly Prosperous

著者: Henrich, Joseph(著)

出版社: Farrar Straus & Giroux

出版日: 2020-09-08

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