まえがき
『「家らしさ」の特徴を探っているうちに、わたしは心理学者デイヴィッド・シーモンの著書に出合った。』「家らしさ」、アットホーム(at-homeness) とは何か。
リスト
- rootedness …… そこに根づいている(出掛け、戻る場所である)
- appropriation …… その空間を占有している(好きなことができる、プライバシーを確保できる)
- regeneration …… 回復できる(睡眠や精神的な休息を取れる)
- at-easeness …… くつろげる(自分自身でいられる)
- warmth …… ぬくもりを感じる(親密さや支援を感じる)
あとがき
まえがきは、レイ・オルデンバーグ『サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』 (みすず書房、2013年)より。
デイヴィッド・シーモン (David Seamon) の著書とは、”A Geography of the Lifeworld” (1971)でした。ただし、下にリンクしているのは2016年の版。
本文ではシーモンの挙げた「家らしさ」の特徴がサードプレイスにも当てはまることを説明するためにこの5要素が使われていました。本来の「家らしさ」の説明があまりなかったので、関連情報を検索してみつけた参考文献[1]から意訳しました。
アットホームな感覚、家にいるという感覚とは何か。こういう定義モノが好きなので喜んで収集。
- タイトル: サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
- 著者: レイ・オルデンバーグ(著)、マイク・モラスキー(解説)(その他)、忠平 美幸(翻訳)
- 出版社: みすず書房
- 出版日: 2013-10-26
この本からの他のリスト
- タイトル: A Geography of the Lifeworld (Routledge Revivals)
- 著者: Seamon, David(著)
- 出版社: Routledge
- 出版日: 2016-08-03
参考文献
[1] Mehta, Priya, and Andrew Cox. “At home in the academic library? A Study of Student Feelings of “Homeness”.” New Review of Academic Librarianship 27.1 (2021): 4-37.