まえがき
『人間の社交性を研究した、あの優れた学者ゲオルク・ジンメルは、三つの言葉を提示し、これらを総合するとその本質が伝わるかもしれないと述べている。』
リスト
- 喜び (joy) …… 幸福が呼び起こす感情
- 快活さ (vivacity) …… 速さが軽快なこと
- 気晴らし (relief) …… 義務からの解放や単調さの打破
あとがき
まえがきを含めて、レイ・オルデンバーグ『サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』 (みすず書房、2013年)より。
リストは本文からの引用です。英語部分は “Georg Simmel Sociability” などで検索して、これらが定訳のようなので引用しました。
まえがきではやや自信なさげな表現ですが、参考文献[1]によれば、ジンメルはこの3つを他人に与えることは社交の定言命法であると『社会学の根本問題』で書いているとのこと。読んでみよう。
タイトル: サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」
著者: レイ・オルデンバーグ(著)、マイク・モラスキー(解説)(その他)、忠平 美幸(翻訳)
出版社: みすず書房
出版日: 2013-10-26
参考文献
[1] 【基礎社会学第九回】ゲオルク・ジンメルの「純粋社会学」の例である「軸の転回」、「社交」について学ぶ。 | 創造法編集社