まえがき
喪失経験とは「個人が生活のなかで感情的に投資している象徴的、物理的な資源の減少を伴う経験」であり、次の5つに大別される。
リスト
- 死別経験
- 対人関係の破綻(例:離婚、離別など)
- 慣れ親しんだ物や環境の喪失(例:引っ越し、卒業、地位や役割の喪失など)
- 病気・障害(例:慢性疾患、肢体不自由など)
- 目標や自分の描くイメージの喪失
あとがき
まえがきを含めて『PTG 心的外傷後成長: トラウマを超えて』第5章「長期にわたる喪失経験によるPTG」(飯牟礼 悦子)より。
まえがきにある喪失経験の定義「個人が生活のなかで感情的に投資している象徴的、物理的な資源の減少を伴う経験」 “Give Sorrow Words” によるとあります。この本は『悲しみに言葉を―喪失とトラウマの心理学』というタイトルで和訳されていました。
- タイトル: PTG 心的外傷後成長: トラウマを超えて
- 著者: 近藤 卓(著)
- 出版社: 金子書房
- 出版日: 2012-09-17
- タイトル: Give Sorrow Words (Series in Death, Dying, and Bereavement)
- 著者: Harvey, John H.(著)
- 出版社: Routledge
- 出版日: 2000-06-21
- タイトル: 悲しみに言葉を―喪失とトラウマの心理学
- 著者: ジョン・H. ハーヴェイ(著)、Harvey,John H.(原著)、清志, 安藤(翻訳)
- 出版社: 誠信書房
- 出版日: 2002-11-01