まえがき
薬で神秘体験を引き起こせるかを検証した1962年の実験において、実験者ウォルター・パンケが評価のために設定した「神秘体験」の特徴。
リスト
- 統合(自身の中での、および外部との)
- 時間・空間の超越(時間・空間の方向性の消失)
- 深いポジティブ感(歓喜や平和のような強いポジティブ感情)
- 神聖感覚(特別な価値があるという深い感覚)
- 客観性と現実性(その経験が有意義で現実だという確信)
- 逆説性(論理の無視)
- 筆舌に尽くし難いという主張(言葉では捉えられない)
- はかなさ(短命)
- 態度や行動のポジティブな変化の持続(深く有意義な個人の変化)
あとがき
この実験については『しあわせ仮説』で知りました。シロシビンという薬を投与されて礼拝に参加した被験者の多くが『彼が評価のために設定した神秘体験の九つの特徴の多くを報告した』という記述があります。
ただし九つの特徴がなんであるかについては具体的な記述がなかったので、各項目およびカッコ内の補足は”The Oxford Handbook of Environmental and Conservation Psychology”から編集・翻訳のうえ引用しています。
タイトル: The Oxford Handbook of Environmental and Conservation Psychology (Oxford Library of Psychology)
著者: Clayton, Susan D.(編集)
出版社: Oxford Univ Pr
出版日: 2012-09-28
参考文献
実験を行ったWalter Pahnkeおよび論文へのリンク