まえがき
『私たちアシックスではどういう歩き方を「理想的な歩行姿勢」と考えているのか?いつまでも元気でいられる歩行姿勢とは、どのようなものなのか?』
リスト
- 【速度】可能な範囲で速く歩く。
- 【頭】頭の揺れを小さくする。顎を引いて少し遠くを見る。
- 【呼吸】腹式呼吸。鼻から吸い口から吐く。
- 【体幹】肩を開いて背筋を伸ばし、骨盤を立てる。腰を曲げない。
- 【肩】肩は水平に。
- 【腹部】腹部は引き締める。
- 【腕】腕は軽く曲げて大きく引くように振る。
- 【脇】脇を締める。
- 【ひざ】ひざは開かない、曲げない。足を振り出すときに、つま先を上に反らせるイメージ。
- 【ストライド】ストライドは大きく。みぞおちを軸にして足を振り出すイメージで腰を回す。
- 【足運び】足運びは左右差を小さく。かかとで着地し、親指のつけ根で蹴る。
- 【歩隔】歩隔(正面から見た両足の間隔)を狭く、つま先やひざを前に向ける。
あとがき
まえがきを含めて、アシックス スポーツ工学研究所『究極の歩き方』(講談社、2019年)より。リストは本文と図の文言を編集・引用しつつ作成しました。大まかに、全体から細部へ、身体の上から下へ、並べたつもり。
まえがきのように「理想的な歩行姿勢」として紹介されていましたが、歩行速度や呼吸についても言及されていたので、タイトルは「歩き方」としています。
運動のコツは感覚的なものなのでリスト化が難しいのですが、部位別に説明することで再現性を高めるねらいがあるように思えます。
- タイトル: 究極の歩き方 (講談社現代新書)
- 著者: アシックス スポーツ工学研究所(著)
- 出版社: 講談社
- 出版日: 2019-09-18