まえがき
『デジタル生産は、これまでのもの作りの経済をひっくり返すものだ』。3D印刷のようなデジタル製造技術が解放するものは何か。
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- 多様性はフリーになる ひとつひとつ違うものを作っても、全部同じものを作るのとコストは変わらない
- 複雑さはフリーになる 手間のかかる小さな部品がたくさんついた、精巧な細工が必要な品物も、3Dプリンタなら、平らなプラスチックの塊と同じコストで作ることができる。コンピュータはただで何度でも計算してくれる
- 柔軟性はフリーになる 生産が始まったあとで商品に変更を加えようと思ったら、指示コードを変えるだけでいい。同じ機械でそれができる
あとがき
クリス・アンダーソン『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』より。まえがきも同書からの引用です。
多様性・複雑さ・柔軟性。この3つの視点は他のテーマにも転用できそうなフレームワークです。たとえば組織、教育、政治の見直しとか?
- タイトル: MAKERS 21世紀の産業革命が始まる
- 著者: クリス・アンダーソン(著)、関美和(翻訳)
- 出版社: NHK出版
- 出版日: 2012-10-23