まえがき
『自分が卒業の日に持っていたかった言葉を贈りたい』。Drew Houston(DropboxのCEO)がMITの卒業式に招かれて行ったスピーチから。
リスト
- テニスボール:テニスボールを追いかける犬のように「没頭」できる対象を見つけること。
- 輪:それをするのに最高の場所に行き、最高の「人の輪」を作ること。
- 30,000:人生は「3万」日という事実に思いを馳せること。
あとがき
“MIT Commencement 2013 – Speeches”(MIT Video)より。スピーチを書き起こした文章”Drew Houston’s Commencement address“(MIT News Office)を参考に翻訳・編集のうえ引用しています。
かなり切り詰めてしまったのですこし補足。
・「没頭」と訳したのは”obsessed”という言葉。没頭というよりは「取り付かれた」というニュアンスです。さらに、テニスボールを追いかける犬という例えや、好き(love)では十分でないという発言など、この部分を強く印象づけたいという話者のねらいが感じられます。
・「人の輪」の意味するところは、共に働く仲間だけでなく、憧れの先輩起業家みたいな人間関係一般にまで拡張されています。だから、そういう人たちが集まる場所に行って仕事をしろと。ちなみにDropboxはサンフランシスコ(カリフォルニア)とオースチン(テキサス)にオフィスがあるみたいです。やっぱり。
・「3万」日の部分は分量は短めながら、準備や練習の日はないとか、皆ももう8,000日は過ぎたよねとか、ちょっと厳しめ&発奮を促すメッセージが込められています。
※友人から『「人生のコツはこの3つだけ。」』(Hiro’s Blog)というエントリを教えてもらって、このCommencement Speechを知りました。ありがとう>マコトくん