言説(discorse)の3つの分類軸


まえがき

『言語が、ある程度のまとまりを持って発せられるとき、それを言説「(discorse)」と呼びます。(略)言説には、三つの分類軸があります。』

リスト

あとがき

まえがきを含めて、杉万 俊夫『グループ・ダイナミックス入門―組織と地域を変える実践学』(世界思想社、2013年)より。リストは本文の記述をまとめたものです。

人称的と準・没人称的言説を(広義の)ナラティヴ、そのなかで分析的言説をセオリー、接合的言説を(狭義の)ナラティヴと分類しています。この分類をメモしておきたかったのでリストを収集。

以下は理解のためのメモ。
* 「準・没人称的」言説とは、歴史や文化などを共有した集団の中でのみ没人称的であるような言説。
* 人称的/準・没人称的/没人称的言説の例:「私は君が好きだ」(誰が言うかによって意味が変わる)/「子は親を尊ぶべき」(ある集団内では没人称的だが、集団外に語るときには人称的になりえる)/「子を持つ生物を親という」(誰が語っても意味が変わらない)
* 「この花はきれいだ」の「きれいだ」は知覚だが、「花」は概念。言説として知覚的・概念的のどちらに分類するかは文脈によるようだ。

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