まえがき
フロー状態とはどのような感じがするものか。一万人近い人々へのインタビューから抽出した代表的な構成要素。
リスト
- 目標が明確:なすべきことを一瞬ごとに正確に知っているため、過程を楽しめる(最終目標が明確という意味ではない)
- 迅速なフィードバック:どれくらいうまくやれているかについての情報がタイムリーに入手できる
- 機会と能力のバランス:チャレンジとスキルが高いバランスで釣り合っている
- 集中の深化:その行動の中に深くはまりこんでいる
- 重要なのは現在:日常生活での心配事・問題・過去や未来のできごとが意識に存在しない
- コントロールには問題がない:状況をコントロールしているという強い感覚がある
- 時間感覚の変化:時間が圧縮される、あるいは逆に引き延ばされるように感じる
- 自我の喪失:自分の名前や地位などを忘れる。自意識・野心・敗北・恐怖や欲求から解放される
あとがき
M. チクセントミハイ 『フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい』(世界思想社、2008年)より。リストの:より前は文章の小見出しの引用です。後ろは本文のまとめ。
枠組みというよりは、特徴という感じ。4、6、7、8あたりは内容が重複しているように感じます。ざっくり「行動をコントロールできている感覚」と「その行動に没入している感覚」の2つくらいにまとめられそう。
- タイトル: フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい
- 著者: M. チクセントミハイ(著)、Csikszentmihalyi,Mihaly(原著)、弘, 大森(翻訳)
- 出版社: 世界思想社
- 出版日: 2008-08-01