役人学三則

まえがき

『純真な若い役人としての君に、こんな暗い話をするのは実に不愉快ではある。しかし』

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  • 第一条 およそ役人たらんとする者は、万事につきなるべく広くかつ浅き理解を得ることに努むべく、狭隘なる特殊の事柄に特別の興味をいだきてこれに注意を集中するがごときことなきを要す。
  • 第二条 およそ役人たらんとする者は法規を楯にとりて形式的理屈をいう技術を習得することを要す。
  • 第三条 およそ役人たらんとする者は平素より縄張り根性の涵養に努むることを要す。

あとがき

まえがきを含めて、末弘 厳太郎『役人学三則』より。書影は岩波現代文庫のものですが、これを底本とした青空文庫版があります。引用もそちらから。

役所に就職が決まった学生から役人として必要な心得を問われて答えた、という体裁になっています。第一条のタイトルはなんとなく読み流しましたが、すぐに強烈な諧謔と皮肉が繰り出されます。1931年の文章。

(書影)
  • タイトル:役人学三則
  • 著者:末弘厳太郎
  • 出版社:
  • 出版日:2000-02

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