まえがき
『わかりやすい文章にする原則は、きわめてはっきりしている。』
リスト
- 無限半切の原則 … 文章を書いたら、短文・単文になるまで半分に割りつづける。
- 重複禁止の法則 … 同じコトバを一つの文章で二度使わない。
- 執拗通読の原則 … 何度も何度も繰り返し繰り返し通して読む。
あとがき
まえがきを含めて、小笠原 喜康『論文の書き方―わかりやすい文章のために』 (ダイヤモンド社、2007年)より。
タイトルは「実感的わかる文章にする三原則」のほうがリストの内容を正確に表します。ただ、著者がタイトルのように命名しているのでそれを採用しました。
同じコトバを一つの文章で二度使うな。そう述べておきながら、次の文章でしれっと「何度も何度も」「繰り返し繰り返し」と使う。なんとも人を食った感じです。
そのほか「はしょる、ごまかす、切り上げる」が論文三段論法だ、などユニークな主張が多い本でした。でも多くのメッセージは経験に照らして実感に合っているとも思います。
- タイトル: 論文の書き方―わかりやすい文章のために
- 著者: 小笠原 喜康(著)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2007-07-06