よくある詭弁のパターン


まえがき

『社会に氾濫する詭弁を見抜いてだまされないようにするためには、あらかじめ「よくある詭弁のパターン」を知っておくことが有効です。』

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あとがき

まえがきを含めて、山崎 雅弘『詭弁社会ーー日本を蝕む”怪物„の正体』 (祥伝社、2024年)より。リスト項目は見出しから、「……」以降の例文は本文から引用しました。

3番目とか強力ですね。すごい飛躍をぶつけられると、つながりを理解しようと頭を使っているうちに畳みかけられてしまいそうです。

ちなみに……本書の帯に「何がこの国を腐らせた?」とあります。書名・副題と併せて眺めると、「この国が腐ったのは明らかで、それは詭弁という”怪物„に蝕まれたせいだ」という印象を受けます。

情緒的には「その通り!」と思いつつ、よく考えると定義の不確実さ(腐ったのは事実?)、情緒的思考(日本を「蝕む」「”怪物„」の「正体」という表現のおどろおどろしさ)、極論への飛躍(この国が腐ったのは詭弁が原因、という因果関係は確か?)など、けっこう詭弁のパターンを踏襲しているように思えます。心を動かされるメッセージと詭弁は紙一重なのかもしれませんね。

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