まえがき
不確かな情報源をメディアに流布させる “source hacking” の4技法。
リスト
- スローガンの流布 (Viral Sloganeering): 物議を醸す論点を短く歯切れのいいスローガンにして引用しやすくする
- リークの偽造 (Leak Forgery): 偽造文書を流してメディアに採り上げさせる
- 証拠のコラージュ (Evidence Collages): 複数のソースからの情報を1つにまとめて見せる。画像でよく行われる
- キーワードの乗っ取り (Keyword Squatting): キーワードや即席アカウントを占領して特定の組織や個人に対する誤った印象を与える
あとがき
Data & Society — Source Hacking および Source-Hacking_Hi-res.pdf [PDF] より。
タイトルを含めてかなり意訳したので、原文も引用しておきます。
- Viral Sloganeering: repackaging reactionary talking points for social media and press amplification
- Leak Forgery: prompting a media spectacle by sharing forged documents
- Evidence Collages: compiling information from multiple sources into a single, shareable document, usually as an image
- Keyword Squatting: the strategic domination of keywords and sockpuppet accounts to misrepresent groups or individuals
マーティン・ファクラー 『フェイクニュース時代を生き抜く データ・リテラシー』(光文社、2020年)で『フェイクニュースの作り方は以下の3つに分けられる。』として、偽造・証拠のコラージュ・キーワードが紹介されていました。引用元が示されていなかったので調べてみたら冒頭の文書に行き当たりました。
- タイトル: フェイクニュース時代を生き抜く データ・リテラシー (光文社新書)
- 著者: マーティン・ファクラー(著)
- 出版社: 光文社
- 出版日: 2020-04-14