まえがき
『ダイナミック・ケイパビリティとは、(略)環境の変化に対応して、これまで競争優位を生み出してきた既存のルーティン、ケイパビリティ、資源、知識、資産を再構成するより高次のメタ能力のことである。』
リスト
- 察知(Sensing):変化する環境の中で機会を感知する能力。環境変化に伴う脅威や機会を感じとる能力。
- 把握(Seizing):その機会を捕捉する能力。見出せる機会を捉えて、既存の資源、ルーティン、知識を様々な形で応用し、再利用する能力。
- 変革(Transforming):新しい競争優位を確立するために、企業内外の既存の資源や組織を体系的に再編成し、変革する能力。
あとがき
まえがきを含めて、参考文献(1)より。リストは本文からの編集・引用です。ただし見出し語の「察知・把握・変革」は、野中 郁次郎 他 『ワイズカンパニー: 知識創造から知識実践への新しいモデル』(東洋経済新報社、2020年)の訳を採用しました。元は「感知・捕捉・変革」です。
- タイトル: ワイズカンパニー: 知識創造から知識実践への新しいモデル
- 著者: 郁次郎, 野中(著)、弘高, 竹内(著)、篤嗣, 黒輪(翻訳)
- 出版社: 東洋経済新報社
- 出版日: 2020-08-28
この本からの他のリスト
参考文献
(1) 菊澤 研宗、ダイナミック・ケイパビリティ論をめぐる2つの問題(DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー)