まえがき
『魏の文侯という王が次期宰相の選任にあたって、(略)李克という重臣に意見を求めました。このとき李克は、人物鑑定の5条件を示し(略)ています。』
リスト
- ふだんどんな相手と親しくしていたか
- 豊かになったとき、どんな相手に与えたか
- 高位についたとき、どんな相手を推挙したか
- 追いつめられたとき、不正なことに手を出さなかったか
- 貧しいとき、利益に飛びつかなかったか
あとがき
まえがきを含めて、プレジデント書籍編集部『「貞観政要」がやさしく学べるノート』 (プレジデント社、2018年)より。
人物が顕れる状況と、その状況で責任ある職務に就く人間が取るべきでない行動。
引用元が書かれていませんでしたが、調べてみると『十八史略』 (Wikipedia) でした。
居視其所親(仕官前の人は付き合っている人物を)、
十八史略新解/戦国 – Wikisource
富視其所與(金持ちになっている人は、投資するところを)、
達視其所擧(すでに高位高官になっている人は、どのような人物を登用しているか)、
窮視其所不爲(困窮している人の場合は、道義に外れた行いをしていないか)、
貧視其所不取(貧しい人は不義の金品を得ていないか)。
- タイトル: 「貞観政要」がやさしく学べるノート
- 著者: プレジデント書籍編集部(編集)
- 出版社: プレジデント社
- 出版日: 2018-03-13