人物をみる八観法


まえがき

『寸言こそ人を感奮興起させる――と安岡正篤先生はよく言われました。』

リスト

  • 通ずれば其の礼する所を観る(すらすらうまく行き出した時に、どういうものを尊重するかを観る)
  • 貴(たか)ければ其の進むる所を観る(地位が上がるにつれ、其の登用する人間を見て人物が分かる)
  • 富めば其の養う所を観る(金ができると何を養い出すか)
  • 聴けば其の行う所を観る(善いことを聞いたら、それを実行するかどうかを観る)
  • 習えば其の言う所を観る(習熟すればその人間の言うところを観る)
  • 止(いた)れば其の好む所を観る(この「止」は板につくという意味。一人前に仕事ができるようになると、何を好むか)
  • 窮すれば其の受けざる所を観る(貧乏したときに何を受けないかを観る)
  • 賤なれば其の為さざる所を観る(人間落ちぶれると何をするかわからない。だから為さない所を観る)

あとがき

まえがきを含めて、安岡 正篤『安岡正篤一日一言』 (致知出版社、2006年)より。まえがきは本書「あとがき」からの引用です。リストの内容とは関係ありませんが、当サイトも寸言こそ……の精神を汲んで運営しているので、引いておきたくなりました。

  • タイトル安岡正篤一日一言
  • 著者: 安岡 正篤(著)
  • 出版社: 致知出版社
  • 出版日: 2006-06-02

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